Corporate Social Responsibility Report 2011
報告書
(年度) 2006 2007 2008 2009 2010 (億円)
0 1,000 2,000 3,000 4,000
3,213
195 202 249
311
3,147 3,220 3,153 3,059
(年度) 2006 2007 2008 2009 2010 (億円)
0 100 200 300 400
258
■水産食品 ■海外即席めん ■国内即席めん ■低温食品 ■加工食品 ■冷蔵 ■その他
■国内 ■海外 10.9%
16.4%
33.3% 20.7%
6.0%
4.2% 16.4%
8.5%
3,059億円 83.6%
東洋水産では、社会的活動をさらに充実させるため、2010年 より専門部署となるCSR広報部を立ち上げました。それに伴 い、活動の報告についてもよりステークホルダーとの関わりを 重視し、従来の「環境報告書」を改めて、昨年版は「社会・環境 報告書」として発行しました。今年は当社の事業活動がステー クホルダーに及ぼす影響をさらに明確にするため、「CSR報告 書」として発行します。
環境データについては2010年4月1日∼2011年3月31日ま での1年間。活動としては、2011年度の内容も含みます。
東洋水産(株)全事業所、国内グループ会社。一部活動につい ては海外グループ会社も含みます。
01 02 03
05
09
11 12 13 16
18 21 22 25
29 目次、編集方針、会社情報
事業概要 トップメッセージ
特集即席めん発売50周年
CSRの取り組み
環境マネジメント 環境負荷データ
温暖化防止・省エネ・省資源の施策 生物多様性
お客様との関わり 取引先との関わり 従業員との関わり 地域社会との関わり
東日本大震災への対応
社 名
創 立
資 本 金
連 結 従 業 員 数 連 結 売 上 高
本 社
T E L
社 長
事 業 所 数
関 係 会 社
東洋水産株式会社
TOYO SUISAN KAISHA,LTD 1953年3月25日
189億6,952万円 4,047人
3,059億円 〒108-8501
東京都港区港南2丁目13番40号 (03)3458-5111(代表)
堤 殷
工場8、冷凍冷蔵倉庫14 支店・営業所28 33社(海外8社含む)
会社情報(2011年3月末時点)
編集方針
INDEX
地域別連結 売上高比率 事業セグメント別
連結売上高比率 連結売上高の推移
連結営業利益
報告対象期間
報告対象組織
社会
環境
CSRマネジメント
特集
主に大手CVSチェーン向けの弁当・惣菜事業及び不動産賃貸事 業を行っています。
「赤いきつね」「緑のたぬき」をはじめとした和風カップめん、ノン フライカップめんの「麺づくり」、ノンフライ袋めんの「昔ながらの中 華そば」等の商品でご好評をいただいています。
また、これまでになかった新し いコンセプトのブランド「四季 物語」の展開や、新製法の麺を 開発して「昔ながらのソース焼 そば」を発売以来初めて大幅に リニューアルするなど、新しい価 値をご提供しています。
当社創業の事業として始まり、現在も世界中の海から良質な海の幸 をお届けしています。中国・北米にも拠点を設置し、現地での買付 から高度な加工まで、一貫した品質管理・技術指導を行い、お客様 のニーズに確実にお応えしてい
ます。取り扱っている水産加工 品は、コンビニエンスストアで 販売されているおにぎりや、即 席めんの具材など、身近な食品 にも使用されています。
最新設備と収容能力、国内外の広域ネットワークを駆使し、低温 食品の保管・物流センター・通関と総合的なサービスを提供してい ます。長年の経験と最新鋭のコ
ンピューターシステムを活かし、 お客様からお預かりした食品・ 食材の鮮度を維持し、確実にお 届けしています。
チルド焼そばのトップブランド「焼そば 3人前」をはじめとしたチ ルドめんを中心に、シュウマイ・ギョウザ、業務用冷凍めん等を扱っ ています。チルド商品ならでは
の季節感や素材感を生かし、新 しい食シーンの創造につながる 商品づくりを進めています。
無菌包装米飯「あったかごはん」を中心にレトルト米飯も含めた 包装米飯、魚肉ハム・ソーセージ、フリーズドライスープやだしの素等 を扱っています。保存食品として
の機能と素材としての価値を訴求 する商品をお届けしています。
1972年より始まり、現在ではアメリカ国内3箇所に製造拠点を 構え、北米のみならず広く中南米等にまで商品を供給しています。 「Maruchan」の即席めんは、
現地の嗜好を的確に捉えた商品 づくりと高い品質でご好評をい ただき、アメリカ・メキシコ両国で はトップブランドとなっています。
事業概要
東洋水産拠点 関係会社拠点
国内の生産・冷凍冷蔵拠点
国内即席麺事業 水 産 食 品 事 業
冷 蔵 事 業 低 温 食 品 事 業
加 工 食 品 事 業 そ の 他 事 業
東日本大震災にあたって
はじめに、東日本大震災で被災された皆様にお見舞いを申し 上げますと共に、被災地の復興を心よりお祈り申し上げます。 当社では、気仙沼・女川・石巻にあるグループ会社の水産加工 場・冷蔵倉庫をはじめ、東北から関東にかけての複数の生産・販 売・保管の拠点が被害に遭い、従業員や家族の被害も多数あり ました。
震災後、多くのお取引先様から励ましの言葉や支援を頂戴 し、ほとんどの事業所では通常の業務に戻りましたが、一部の 事業所は、未だに地盤沈下の影響やインフラ整備の遅れなどに より、事業再開の目処が立たないところもあります。
そのような中、当社の主力である即席麺事業は、一部の工場 が被災したものの早期に復旧し、国や地方自治体などからの食 糧支援の要請に応え、被災地への援助物資として、商品を提供 させていただくことができました。
即席麺事業が50周年を迎える
大震災以降、即席めんは、調理の簡便性や保存性、幅広い層 に支持される味など、改めてその商品価値が評価される中、当 社では今年、事業を開始して50周年を迎えました。
戦後に生まれた即席めんは、時代と共に消費者の皆様の生活 様式や価値観の多様化に対応したメーカーの新商品開発・技術 革新やマーケティング活動により、味のバリエーション化や品質 向上、安全・安心の取り組みが進められてきました。そして、原材 料資材や容器包装、生産機械などの関連業界による支援、流通
体制の整備などサプライチェーン全体の協力により、大きな産 業に発展して参りました。
当社では、1961年の袋めんの生産からスタートし、1974年 からはカップめんを発売、その後、国内では赤いきつねうどん や緑のたぬき天そば、麺づくりなどのロングセラー商品が育ち ました。また、現在では北米地域を中心とした海外でも幅広く事 業を展開しています。
事業継続と安定供給による社会的責任
これまで食品業界では、品質向上や安全・安心などに軸足を 置いた努力を重ねて参りましたが、食糧需要の増加に伴う原材 料調達の不安定化などの動きや、気候変動・自然災害によるリ スクが顕在化し、お客様により良い商品を適正な価格で確実に お届けしていくことが益々重要になってきています。
大震災により様々なインフラの機能が麻痺したことで、改め て食品企業として事業の継続性を確保し、安定的に商品を供 給していく使命について考えさせられました。そして、そのため の原材料資材やエネルギー・資源、物流網など、サプライチェー ンの協力体制の重要性についても再認識致しました。 これからは、自社のより一層の経営努力と共に、お取引先様 との信頼関係や協力体制作りにより、サプライチェーン全体で の安定供給に向けた取り組みに努め、食品企業としての社会 的責任を果たして参りたいと考えています。
トップメッセージ
従業員一人ひとりが主体となり、
本業を通じた環境や社会の課題への取り組み
即席めんや生めんなどの加工食品の生産や、水産物の加 工・販売、冷蔵倉庫による保管・物流サービスなど、当社の提供 する商品やサービスは、社会の中で価値を認められ、一定の役 割を果たして参りました。そして同時に、社会からは、生産や物 流サービスなどの事業活動に伴い使用される資源やエネル ギー、排出される温暖化ガスや廃棄物による環境負荷の低減や、 原材料調達から使用・廃棄に至る商品ライフサイクル全体での 間接的な環境への影響も含めた取り組みが求められています。 そのような中、当社では昨年新設された関東工場で今年7月 に環境ISO14001の認証を取得し、すべての自社工場での認 証取得を完了しました。また、冷蔵倉庫部門や、グループ企業で も同様の取り組みを進めています。
そして、従来からの食品事業を通じたおいしさや楽しさ、便利 さの提供と共に、環境配慮型商品の開発など時代の求める新 しい価値の提供により、本業を通じた環境保全や社会への貢献
ができればと考えています。
すべてのステークホルダーと共に
安全・安心や安定供給の取り組み、環境や社会への貢献 も、それらを進める中心は、従業員一人ひとりです。
当社では、大震災で被災した事業所において、現地での事 業の継続・再開に向けた検討を進めて参りました。従業員にや りがいや新たな希望を持って働ける場を提供し、将来にわたっ て雇用や生活の安定と事業の成長が見込める環境や体制を
整備することで、単なる復旧ではなく地域社会の発展も含め た復興への貢献ができればと考え、グループ全体で力を合せ て参りました。
便利で快適な生活を支えていたエネルギー・資源の大量消 費社会の脆弱さが露見する中、「省エネ・省資源」が日々の生 活実感として深く浸透し、地域社会や家族、職場の仲間との 絆の大切さが再認識されるなど、持続可能な社会や生活を維 持していくための企業や市民のあり方が問われています。 当社の企業スローガン「すべては、笑顔のために。」に込め た思いの通り、これからも、従業員一人ひとりが主体となり、お 客様や株主の皆様、お取引先様や地域住民の方々と共に、社 会や環境の課題に謙虚に向き合い、バランスのとれた共生を 図って参ります。
20億食
40億食
特集
1961年、第一号商品となる「マルト印ラーメン 味付」から始まった当社の即席めんは、 様々なおいしさを皆様にお届けするために、ジャンル・味・サイズの幅を広げていきました。
多くの商品が広くご支持をいただき、「マルちゃんの即席めん」は日本を代表する加工食品のブランドとなりました。 50年の歴史の中で開発された商品は、多くが開発当初より今日に至るまで皆様にご愛顧いただいています。
マルト印ラーメン味付
ハイラーメン
たぬきそば たぬきカレーうどん 天ぷらそば カレーうどん
赤い きつねうどん 天ぷらそば
カップ入り きつねうどん
緑のたぬき天そば
しょうゆ味ラーメン 塩ラーメン
冷しラーメン 当社ノンフライ めんのルーツ 油あげ袋めん
の定番
和風袋めんの ロングセラー
四角い容器で屋台 の焼そばをイメージ 北海道の名物に
やきそば弁当 焼そば
1961年当時は魚肉ハム・ソーセージの製 造が盛んでしたが、夏が繁忙期のため、冬に 売れる商品を探していました。そこで出会っ たのが、当時普及し始めていた即席めんで す。製造工程が魚肉ハム・ソーセージから応 用しやすかったこともあり、当時の小田原工 場で製造を開始しました。
即席めん製造のきっかけ
腎臓病の食事療法には、減塩と低たんぱ くの食事が推奨されていますが、味気なく、 エネルギー不足の食事になりがちでした。 それを解消するため、日清オイリオグループ(株) と共同開発したのが、「レナケアー」カップめ んシリーズです。現在ではラーメンや焼そば など4品がラインナップされており、ご好評 をいただいています。
すべての方においしさを
「赤いきつね」と「緑のたぬき」は、発売当 初よりつゆの味をそれぞれの地域の食文化 に合わせて変えています。この他、ご当地グ ルメを即席めんにすることにも早くから取り 組み、沖縄そば、富士宮やきそば、みそ煮込 みうどんなどを商品化しています。
地域の食文化を即席めんに
粉末スープを別添に 1961年
1962年
1964年 1965年 1964年
1970年 1970年
1975年
1975年
1978年 1980年
1975年 1966年
1969年 1968年
働く女性の 増大 総合スーパーの
増加
商品の多様化への ニーズが高まる 生産人口の増大 食糧需要の増大
1960年代 1970年代
■ カップめん
■ 袋めん
1958年
当社初の カップラーメン
業界初の商品
ホットラーメン
1974年
国内即席めん市場の年間生産数の推移
50億食
◆季節の素材の移り変わり
2010年 2011年
たけのこ ・菜の花
春
秋鮭
秋
秋鮭
秋
真鱈
冬
トマト
夏
桜えび
春
青唐辛子
夏 冬
お楽しみ
開発プロジェクトでは毎週、リーダーを中心にメンバー 11人で、開発会議を行ってきました。アイディアを出し続け ることは、決して楽ではありませんが、新容器・新素材を 立ち上げてこられたのは、関連部署や工場の方の協力 があったからこそだと感じます。
四季物語の開発にたずさわって
50年目に生まれた「四季物語」には
東洋水産のノウハウがつまっています。
即席麺本部 商品開発部開発1課
間瀬 公美子
屋台十八番なま味 質・量ともに
満足できる 「うまい大盛り」
YAHOO! JAPANとのコラボ
昔ながらの中華そば 麺づくり
本気盛 フリーズドライブロック を使用して具材を充実 レナケアー
白い力もちうどん 黒い豚カレーうどん
でかまるシリーズ
匠 上質感にこだわった 高価格帯カップめん ホットワンタン
業界初の カップ入り
ワンタン
サイドメニューに ぴったりサイズ
独自の製法を用いた ノンフライ袋めんの
代表的ブランド
ご当地B級グルメを いち早くカップめんに
インターネットの 投票を元に味を決定 食事療法を
行っている方にも おいしいめん類をご提供 ミニサイズ
の登場
大盛りサイズ の登場
麺にこだわった ノンフライカップめんの
代表的ブランド
四季物語
赤いまめきつねうどん 緑のまめたぬき天ぷらそば
1985年
赤いきつねうどん
緑のたぬき天そば でか盛り 1989年
1989年
1995年 1996年
2001年
富士宮やきそば 2007年
2010年
2007年
沖縄そば 2007年
たまご麺 2005年 1992年
1997年
2008年 2004年
1973年
簡便性の 高い 食品へのニーズ高まる
コンビニエンス ストア網の拡大
インターネット の普及
マーケティング の多様化 若年層向け商品の
ニーズ高まる
51
年
目
を
迎
え
た
即
席
め
ん
は
、新
た
な
ス
テ
ー
ジ
へ
俺の塩 塩味焼そばのパイオニア
沖縄の味を 袋めんで再現 ワンタンしょうゆ味
1993年
1997年 季節によって 味や具材・デザインを 変える即席めん初の試み
液体+ 粉末Wソースで
本格派 昔ながらのソース焼そば 1996年
北海道・東北の ノンフライ袋めんの定番
関西発の、卵を 練りこんだ麺 トレーワンタン
ワンタン
1972年
2010年
1989年
1990年代 2000年代
特集
麺本来のおいしさにこだ わった新製法を開発。これま での即席めんでは味わえな かった生の麺のようなおい
しさを実現しました。
麺の長さを食べやすい長さに してあります。小さなお子様や ご高齢の方などでも食べやすく
なり、より多くの方においしさ を楽しんでいただけます。
おいしさの秘密
食べやすさ
ゆでこぼしが不要。短い時間 で調理できます。また、麺の形 が丸くなっており、鍋に入れて
ゆでやすくなっています。
簡便性
新しい製法ですが、賞味期 間は、従来の即席袋めんと 変わらず6ヶ月。買い置きを してお好きなときにお召し
上がりいただけます。
保存性
を新たに開発
生の麺本来の味わいと、
コシのある食感をついに実現!
」
誕生
!!
「
特許出願中
2011
年2011
年発 売!
11
月7
日発 売!
11
月7
日1 2 3
東洋水産が考える「理想のラーメンの完成形」
生
麺うま
いまま
製法
特 集
aruchan」はアメリカ及びメキシコ の即席めんのトップブランドです。カリ フォルニア州に2箇所、バージニア州に1 箇所の製造拠点を構え、北米及び中南米 等に向けて、カップラーメン・カップ焼そ ば・袋入りラーメンを出荷しています。実は アメリカでのマルチャン製品の製造数の方 が、日本国内の製造数より多いのです。
キシコでは「議会がマルチャンした」とい うような表現が使われることがあります。これ は、マルちゃんの即席めんが「すぐできる」とこ ろからきています。メキシコの人たちにとっ て、「マルチャン」は身近で親しみの
ある存在 になっています。
010年10月、メキシコシティー
市内の武士道柔道
場にて、第2回少年柔道大会(C
opa Maruchan)が開
催されました。メキシコシティ
ーや近郊から40名の
子供たちが参加し、年齢・体
重別で階級を分けての
個人戦が行われました。 毎週日曜日に道場に通っている
方々にもボランティ
アとして協力していただき、柔
道を通じて日本文化に
親しんでいただく機会となりま した。
1972年にアメリカに進出して以来、マルちゃんの即席めんは
北米を中心に現地の食生活にすっかり根付いています。
JAPAN USA
が海を渡って
に!
メ
「M
2
ージニアでは、現場の従業員とのコミュ ニケーションは英語とスペイン語になりま す。駐在員歴の浅い私は身振り手振りを交え、 なんとか意思を伝えているのが現状です。し かし言葉は違っても、相手の立場に立って会 話をすることが、一番大切だと感じていま す。違う文化に触れる事により、今までと違 う物事のとらえ方や、考え方を日々学んでい ます。
MARUCHAN VIRGINIA, INC. Superviser
森 達也
バ
地スタッフとの文化・言語の相違 による意思疎通の難しさ、考え方・物
事の
捉え方にしばしば困惑しますが、粘り 強く
事情を説明し改善を行っています。ま た、
こちらでは若くても大きな役割と責任を 与えられる為、やりがいを感じ、日々仕
事
に従事しています。
MARUCHAN, INC. DEERE工場 Production Line Manager
森田 真成
現
海外担当者 からのVoice
マルチャンする?
メキシコで
大人気
!!
日本
<
アメリカ
気の秘密は、現地の味の嗜好に合わ せた
こと。上の商品はメキシコで人気の フレー
バー、「レモン&ハバネロ」。日本ではまず 見
かけない、酸味と辛味の組み合わせ が特徴
です。現地ではさらに辛いチリソース をかけ
て食べるのが一般的です。
内部統制勉強会の様子
CSRの取り組み
企業に対する社会の要請の変化に応えるため、一歩一歩着実に、
社会と一体となって取り組みを進めていきます。
コンプライアンスとは、単に法令の順守に限るものではなく、「ステークホル ダーの信用・信頼に応える」という顧客満足度を高めることであり、この意識を一 人ひとりに浸透・実践させることが重要と考えています。そのために、コンプライ アンス室が主管となって下記を実施しています。
コンプライアンス・マニュアルの周知・徹底
役員・全従業員を対象とした全国の事業所を巡回して実施するコンプライアンス勉強会 階層別に集合して実施するコンプライアンス勉強会
社内報を通じた毎月のコンプライアンスに関する話題の提供
勉強会では私たち一人ひとりが働きやすい職場を作ることの重要性を再認識 しています。今後も職場全体にコンプライアンス意識を浸透させていきます。
また、コンプライアンスに違反する行為の発生を防止するため、あるいはいち早 く発見して適切に対応するために、内部通報制度(レポートライン)を設け、運用し ています。社内及び社外(提携法律事務所)に窓口を設置し、通報者に不利益が 及ばない仕組みを構築しています。
コンプライアンス
CSRマネジメント
経営の意思決定機関として「取締役会」があり、原則月1回の開催以外にも、必 要あるごとに機動的に開催し、グループ全体を視野に入れた充実した審議を行っ ています。「取締役会」では、業務執行状況の報告を受けてその監督を行い、また、 会社法で定められた事項及び重要事項の決定を行っています。当社は信頼され る企業グループとなることで、企業価値の最大化を図り、すべてのステークホル ダーの利益増大を目指して参ります。
コーポレート・ガバナンスの概要
◆行動規範の制定
当社グループでは、2007年1月31日に東洋水産グ ループ行動規範を制定しました。各ステークホルダ ーの尊重について規定し、周知徹底のため、役員・従 業員全員に配布等し順守を義務付けています。私た ちは法令、社会規範や企業倫理に従うことはもとよ り、顧客第一主義のもと、「やる気と誠意」の精神を もって「お客様に安全・安心な商品・サービスを提供 することにより、社会に貢献する」ことを使命として います。行動規範では主に次に定める事項につい て規定しています。
1.安全安心な商品・サービスの開発・提供
2.ステークホルダーとの公正で透明な関係 の維持
3.公正で自由な競争の維持促進
4.知的財産権の維持確保
5.情報の開示
6.従業員のゆとりと豊かさの実現
7.プライバシーの尊重
8.基本的人権の尊重と個人の尊厳
9.安全で快適な職場環境の確保
10.社会貢献
11.地域貢献
12.反社会的勢力・団体との絶縁
13.海外での貢献
14.地球環境保全
行動規範(概要)
12 3 4
コーポレート・ガバナンスの詳細は、東京証券取引所 のホームページ上場会社詳細(コーポレート・ガバナ ンス情報サービス)にて公開しています。
●内部統制システムの概要
取締役及び従業員が企業倫理や社会的責任の重要性を認識し、関連法規及び 各種規定を順守するために内部統制システムを構築しています。また、業務が適切 かつ、効率よく実行されるように常に見直しを行っています。リスク管理については 内在するリスクを把握、分析、評価した上で適切に対策を実施しています。
●財務報告に係る内部統制
当社グループでは、金融商品取引法に基づく「内部統制報告制度」に対応する ために、金融庁の基準に示されている内部統制の基本的枠組みに準拠して、財務 報告に係る内部統制を構築してきました。同制度の適用開始以降は、内部統制部
内部統制
C
S
R
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
環
境
社
会
特
CSRマネジメント
品質・環境方針
(東洋水産グループ基本方針)東洋水産グループは「やる気と誠意」を基本 とし、安全で安心な商品・サービスを提供す ることにより、お客様と社会の「喜びと満足 のある生活」に貢献します。持続可能でより 良い社会の実現に向け、自然環境や資源を 保護し、企業市民としての責任を果たします。 1.安全、安心な商品づくり
トップマネジメントのリーダーシップのも と、安全性を最優先し、全社一丸となって お客様に信頼される企業を目指します。 2.お客様情報の活用
お客様の声や要望に耳を傾け、お客様に 満足していただける商品・サービスをお 届けします。
3.コンプライアンスの徹底
法令及び当社が同意する要求事項を順守 するとともに、「東洋水産グループ行動規範」 に則り、コンプライアンスを徹底します。 4.技術開発及び商品開発力の強化 研究開発を重視し、顧客ニーズの変化に
対応した商品開発を行うとともに、「食の 楽しさとおいしさを実感できる商品」を提 供します。また、地球環境の保全に役立つ 技術開発と商品開発にチャレンジします。 5.継続的改善の推進
全体最適化を目指し、日々業務改善を行 うとともに、情報共有化を進め、業務の有 効性及び効率性を高めます。また、この方 針に基づき目標を設定し、定期的に見直 します。
6.人材の育成と活性化
「企業は人なり」の観点から社員教育を重 視し、社員一人ひとりがチャレンジ精神を もって「目標」の達成や実現に向けて取り 組みます。
7.地球温暖化防止、廃棄物の削減
一人ひとりが自覚と責任を持ち、CO2削減・
省エネ・省資源・リサイクルの推進等に取り 組み、環境負荷の低減に努め、地球環境保 全に配慮します。
8.品質・環境に関する情報の発信
社会のニーズに対応した適切な情報を 社内外に発信します。
C
S
R
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
環
境
社
会
特
集
自然の恵みを活かし、お客様により良い商品やサービスをお届けする食品企業 の責務として、品質・環境に関する基本方針を掲げ、グループ全体で地球環境の 保全や、安全で安心な商品の提供に努めています。2011年4月に、従来の品質・ 環境方針の第7項を変更しました。「省エネ・省資源、リサイクル」を「地球温暖化 防止」に置き換えることにより、従業員一人ひとりが現在の地球をとりまく環境に 対してより一層問題意識を持ち、CO2削減、廃棄物削減、リサイクルの推進等に 対して、より真剣に取り組んでいくという意思表示を明確にしました。今後も東洋 水産グループは一丸となって、地球環境保全に取り組んでいきます。
品質・環境方針
を中心に各業務分野に精通した従業員で構成された評価チームが各部署・関係 会社の内部統制の有効性を評価してきました。また内部統制体制の維持と推進を 目的に、勉強会を開催するなど啓蒙活動にも力を注いでいます。これらの結果、 2011年3月期においても、当社グループの財務報告に係る内部統制は有効であ る旨の「内部統制報告書」を金融庁に提出しました。財務報告の信頼性を確保す ることにより、ステークホルダーの皆様に信頼していただけるよう、今後も内部統 制体制の維持に努めていきます。
品質・環境・安全におけるグループ展開状況
CSR活動の一環として、品質・環境・安全におけるグループ展開について、次の とおり実施しています。
環境については、CSR広報部が窓口となり、環境法令や条例への対応及び省 エネミーティングなどを適宜開催しながら、グループ内での情報交換や水平展開 を推進しています。また、各事業所でのISO14001の認証取得を進めています。 今年度は海外グループ会社については、まず環境データの実態把握に努める べく、内部コミュニケーションの拡大に努めています。
品質については、品質保証部が窓口となり、お客様からお寄せいただいたご意 見・お問い合わせをはじめ、生産工場で実際に発生した不適合及び是正改善 情報については、タイムリーに水平展開を行っています。また、定期的な工場点 検及び衛生監査を行い、改善に努めています。
労働安全については、総務部が窓口となり、労災事故の発生事象、原因と対策 などをタイムリーに水平展開を行っています。
当社グループとして、これら以外の改善すべき課題については、今年度も部門 横断的なプロジェクトを立ち上げ、多くの従業員の声を反映させ、本当に働き甲 斐のある会社とは何かに軸足を置いて、活動を進めています。
1
2
地球環境に配慮した事業活動をグループ全体で実施するためには、環境マネ ジメントシステムの構築・維持・改善が不可欠であるとの観点から、関係会社を含 む全国の事業所においてISO14001の認証取得を進めています。
2010年度以降は、2010年1月より稼働を開始した、即席めんの旗艦工場で ある関東工場が新たに認証を取得しました。さらに冷蔵本部、東京冷蔵部をはじ め、グループ会社である(株)酒悦房総工場においても、認証取得に向けた活動を 行っています。
また、構築したシステムが有効に機能しているかをより多くの目で確認するた めに、ISO14001の規格が定める内部監査を、部門を横断して行っています。異 なる部門の視点を入れることで活動のマンネリ化を避け、システムの継続的改善 のために役立てています。
ISO14001認証と運用
いわゆる「改正省エネ法」の定めるところにより、2009年度から3年後(2012 年度)までの省エネ目標を設定し、CO2排出量の2009年度比3%削減を目標と しています。この目標を達成するために、各事業所で具体的な対策を定め、実行に 向けて活動を行っています。
温室効果ガス削減の取り組み
2011年6月から8月にかけて、工場・冷蔵庫において合計71名を対象に、環境 ISO研修会を実施しました(焼津工場は品質も含む)。ISO審査員補の資格を有す る社内講師が企画・運営し、地球環境問題やISOの規格要求事項を中心に解説 を行いました。
環境教育の実施
環 境
◆ISO14001認証取得状況
事業所 認証取得年月
環境マネジメント
地球環境に配慮した事業活動をグループ全体で実践するために、
環境マネジメントの維持・改善に努めていきます。
※1 北海道事業部は、札幌工場、札幌支店、札幌冷蔵部 ※2 大阪冷蔵部は、神戸冷蔵庫、舞洲冷蔵庫
※3 九州事業部は、福岡工場、福岡支店、福岡冷蔵庫、佐賀冷蔵庫 本社・各支店・総合研究所
北海道事業部※1 関西事業部 神戸工場 関西事業部 大阪冷蔵部※2 九州事業部※3
関東工場 埼玉工場 相模工場 焼津工場 田子工場 石狩東洋(株) 八戸東洋(株) フクシマフーズ(株) 甲府東洋(株) 伊万里東洋(株)
埼玉工場 相模工場 大井埠頭冷蔵庫 東扇島第二冷蔵庫 ユタカフーズ(株) フクシマフーズ(株)
熱回収システムの導入 自動殺菌庫∼冷却庫の改善 冷凍機運転プログラムの見直し 冷却塔の改善
室外機コンデンサ面積拡大 コンプレッサー台数制御
2010年 3月 2002年 2月 2002年 7月 2011年 8月 2006年 3月 2011年 7月 2005年 4月 2004年 3月 2003年 4月 2009年 11月 2002年 2月 2005年 12月 2005年 3月 2002年 5月 2006年 3月
◆研修会実績表
実施日 部署名 修了者数
2011年 6月11日
2011年 7月27日
2011年 8月24日
●(株)酒悦 房総工場 21
8 33 9 71 10 4 4 7 1 5 1 1 ●冷蔵本部
●焼津工場
合 計 ●東京冷蔵部 大井埠頭冷蔵庫 東扇島第一冷蔵庫 東扇島第二冷蔵庫 東扇島第三冷蔵庫 平和島冷蔵庫 城南島冷蔵庫 埼玉配送センター 相模配送センター
部門 削減目標量 部署 具体的施策
1,840t-CO2
1,150t-CO2
3,830t-CO2
東洋水産(工場)
東洋水産(冷蔵倉庫)
関係会社
合計 6,820t-CO2
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
環
境
社
会
特
集
C
S
R
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
環
境
社
会
特
事業活動における環境負荷の把握(国内)
環 境
環境負荷データ
事業活動を通じて発生する環境負荷の正確な把握に努め、
グループ全体で低減に取り組んでいます。
INPUT
1.生産工場
OUTPUT
2.物流
3.オフィス
4.冷蔵倉庫
東洋水産全工場 +
東洋水産グループ全製造拠点
本社、総合研究所、 東洋水産グループ、
全営業拠点(配送センター含む)
東洋水産グループ全冷蔵倉庫
集計範囲 ・国内のみ
・2010年度は原材料調達量及び生産量に水産事業を含む
算出根拠
・電力については、電気事業連合会2009年度実績に基づく使用端CO2排出原単位 (0.351kg−CO2kWh)を使用
・NOx、SOxについては環境省「環境報告ガイドライン2007年版」に基づく
C
S
R
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
環
境
社
会
特
集
●電力 ●都市ガス ●A重油 ●蒸気
127,078 21,291 7,559 113,055
千kWh 千m3 ㎘ GJ
●原材料 ●包装資材
31 5.05万t万t
●補充冷媒量 2,187 kg エネルギー
補充冷媒
原材料調達
●水資源量 4,312 千m3
水資源
2,685TJ
●補充冷媒量 6,910 kg 補充冷媒
●電力 ●都市ガス ●ガソリン ●A重油
5,084 135 451 108
千kWh 千m3 ㎘ ㎘
●水資源量 25 千m3
エネルギー
水資源
77TJ
●電力 110,013 千kWh
●水資源量 232 千m3
エネルギー
水資源
1,069TJ ●CO2 ●NOx ●SOx 126 24 18
千t t t
●産業廃棄物排出量
(うち最終処分量) 16,00495tt
●生産量 45 万t
大気への放出
生産
産業廃棄物
●排水量 3,004 千m3 排水
●CO2 3 千t
大気への放出
●産業廃棄物排出量
(うち最終処分量) 4497 tt 産業廃棄物
●排水量 20 千m3
排水
●CO2 56 千t 大気への放出
●産業廃棄物排出量
(うち最終処分量) 29018tt 産業廃棄物
●排水量 84 千m3 排水
●(総輸送量) 143 百万トンキロ
エネルギー 325TJ
●CO2 22 大気への放出
157 163
207 209
(年度) 2007 2008 2009 2010 (千t-CO2)
0 50 100 150 250 200
◆CO2排出量の推移
157 52
145 62
■改正省エネ法適用に伴う算定範囲拡大分 ■2006∼2008年度の算定範囲で求めた排出量
(年度) 2008 2009 2010 (百万トンキロ)
0 40
45 50 55 60 65 70
50 100 200 250 300
150
◆総輸送量、エネルギー使用原単位※1の推移
エネルギー使用原単位 総輸送量
138.9 140.2 143.3 58.5 62.0
63.8
◆2010年度部門別CO2排出量(千t-CO2)
オフィス
3
物流
22
冷蔵倉庫
56
生産工場
126 207
近年では国の定める法律に加え、東京都条令等によるCO2排出に係る規制が 強化され、今後もその流れは続くものと考えられます。
当社ではCSR広報部が窓口となって環境データを収集し、数値の正確性を期 すため、各事業所の担当者と確認しながら集計・分析を行っています。また、関係 法令及び条例についての改正情報を定期的に入手し、各部に情報展開するなど 適切に対応しています。
今後はデータの精度のさらなる向上を図るとともに、集計したデータを基にしてそれ をいかに排出量削減につなげるかを課題として、新たな取り組みを進めていきます。
CO
2排出量の把握
当社では2010年4月の省エネ法改正に対応し、エネルギー使用量の把握及 び省エネを推進しています。また、CO2総排出量の削減のために関係する工場部 門及び冷蔵倉庫部門の各担当者が集まって省エネミーティングを開催し、各事業 所別に省エネ計画の進捗状況や管理標準の作成・運用状況を確認し、取り組み 事例の水平展開を行いました。
今後も引き続き省エネの取り組みをグループ内に広く展開するとともに、各事 業所の省エネ計画の達成を目指し、エネルギー使用量・CO2排出量削減に向け取 り組んでいきます。
省エネ法対応
当社は省エネ法に基づく特定荷主に指定されており、エネルギーの使用原単位 を前年度に対して改善、かつ過去5年度間年平均1%以上改善することが求めら れています。
2010年度はこれに対応して、輸送に際し積載率の向上と大型車両の使用など の計画配送に取り組み、水産物配送においては貨物の集約により合理化を推進 しました。また本格稼動した関東工場への製造移管に伴い、幹線輸送距離の短縮 を図りました。
結果、総輸送量は前年度より増加しましたが、上記取り組みに加え、鉄道輸送 利用増などもあってエネルギー使用量が減少し、原単位は前年度より改善、年平 均96.5%となり目標を達成することができました。
特定荷主としての対応
環 境
温暖化防止・省エネ・省資源の施策
CO
2排出量の削減は、地球市民である企業にとって重要な課題です。
設備や業務方法の改善によって、CO
2排出量削減に取り組んでいきます。
CO2排出量算出の根拠
●電力については、電気事業連合会2009年度実績に基づく「使用 端CO2排出原単位(0.351kg-CO2/kWh)」を使用(2007∼ 2009年度実績についてもさかのぼって適用、再計算) ●使用冷媒については、IPCC4次レポート「地球温暖化係数(GWP)
一覧」を使用
※1エネルギー使用量原単位=エネルギー使用量原油換算(kl)÷総輸 送量(百万トンキロ)。当社は、エネルギー使用量と密接な関係を持 つ値として、総輸送量(百万トンキロ)の値を採用しています。
C
S
R
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
環
境
社
会
特
廃油タンク 再燃料化装置
65.7
86.4
(年度) 2007 2008 2009 2010
(%)
0 20 40 60 100 80 (t)
0 1,000 2,000 4,000 5,000
3,000
◆食品リサイクルの推移
71.4
93.9
3,304 3,490 3,281 3,742 リサイクル率 廃棄物発生量
コストダウンと環境配慮を両立させました
Voice
当装置により、化石燃料(A重油)に パーム廃油(植物由来油脂)を30%混合 して使用することでリサイクル(コストダ ウン)とCO2排出削減を同時に実現しま
した。
これにより、弊社マネジメント方針の1つ 「 環 境に優しい
企業活動」の推 進ができたらと 思います。
甲府東洋株式会社
品質管理部門 部門リーダー 北川 克美
食品リサイクル法第9条の規定により、前年度において生じた食品廃棄物等の 発生量が100トン以上である食品関連事業者は、毎年度、食品廃棄物等の発生 量及び食品循環資源の再生利用等の状況について、主務大臣に報告する必要が あります。
当社における、2007年度再生利用等の基準実施率(リサイクル率)は65.7% でした。その後、飼料・肥料としての再生利用に適している食品廃棄物について は、発生部門と飼料・肥料製造工場との地理的距離等を勘案しながら、再生利用 を推進しました。また、充填不良等により発生した粉末スープ等の廃棄物も、塩分 が高いため飼料・肥料としての再生利用には適しませんが、熱回収による再利用 を進めました。
この結果、2010年度の再生利用等のリサイクル率を93.9%にまで引き上げるこ とができました。今後も改善の取り組みを継続していきます。
食品リサイクル法に対する取り組み
甲府東洋(株)では、CO2排出量削減を目的に、廃油再燃料化システムを2010 年2月に導入しました。具材の製造工程でパーム油を使用しているため、一定量の パーム廃油が発生します。これを再燃料化し、ボイラ燃料のA重油に混合(混合率 30%)することにより、化石燃料の使用量を削減しました。この装置本体は、「廃油 清浄化装置」と「廃油燃料化装置」などにより構成されています。
甲府東洋(株)の廃油再燃料化システム
2010年4月∼2011年3月使用実績 パーム廃油再燃料化使用量 2010年度 118㎘
CO2排出削減
左記 の使用実績に係数をかけて算出 118㎘×2.71≒320t-CO2
1 2
1
環境 温暖化防止・省エネ・省資源の施策
省エネ効果
C
S
R
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
環
境
社
会
特
海南東洋 太陽光熱水装置
内部包装形態を変更した商品の一例 中国 海南島 2010年
9月 10月 11月 12月 2011年1月 2月 3月 (千kWh)
600 -10-5
0 5 10 15 20 25 30(t)
700 900 1,000 1,100
800
◆佐賀冷蔵庫の使用電力量の推移
2010年度使用電力量 昨年同月比 CO2削減量 2009年度使用電力量
以降、31,500kWh/月の削減
2010年10月 LED導入
「赤いき
つね」は
「熱いき
つね」だ
った!
?
全国に保有している冷凍冷蔵倉庫において、冷凍機と共に電力の消費源であ る白熱灯から、LEDへの切替を順次進めています。
九州事業部佐賀冷蔵庫では、2010年10月に613個の白熱灯をLEDに切り替 えました。これにより、2011年3月までの6ヶ月間で、1ヶ月あたり平均で約 31,500kWhの電力を削減することができました。この数字は、およそ110世帯 が1ヶ月に消費する電力量に相当します。(1世帯あたりの月間使用電力量を 284kWhとして計算。数値は電機事業連合会のHPより)
冷蔵倉庫における照明のLED転換推進
中国最南部の海南島にある海南東洋水産有限公司では、山芋やサツマイモな どの農産品や筋子・たらこなどの魚卵商品の加工を行っています。当地は「アジア のハワイ」とも呼ばれ、国際リゾート地とするために中国政府が環境保護にも力を 入れている地域でもあります。
当社も地元の企業として省エネルギー施策を行っています。一例として、海南 島の暑い気候(強い日光)を利用して、「太陽光熱水装置」を工場の屋根に設置し ています。この装置を通すことで、ボイラーに供給している水の温度が25℃前後 から80℃近くにまで上昇し、ボイラーの燃料である都市ガスの使用量を削減し、 合わせてCO2排出量も削減することができます。年間で都市ガス使用量約 60,000m3、CO2排出量を約130t-CO2削減しています。
海南東洋水産における取り組み
包装資材の使用量を削減することは、資源の使用量の削減だけではなく、喫食 後の廃棄物量の削減及び廃棄物処理時のCO2排出量の削減にもつながるもの であり、積極的に取り組むべき課題です。強度やバリア性など、商品の安全・安心 に関わる部分を損なうことなく、資材の使用量を削減できるよう、商品設計の見 直しを継続的に行っていきます。
商品設計見直しによる包装資材使用量の削減
◆主な取り組みの実例
一部商品 段ボール重量を
約
9.7t削減
段ボールの軽量化
半生めん商品の一部 プラスチック資源を
約
11.3t削減
即席袋めん商品の 一部プラスチック資源を
約
0.4t削減
内部包装形態の変更 外装包材のサイズ変更
C
S
R
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
環
境
社
会
特
集
環境 温暖化防止・省エネ・省資源の施策
企画段階での商品
名は「熱いきつね」で 、 パッケージも赤では
ありませんでしたが、 店頭で目立つよう赤
が採用され、それに 合わせて商品名も
インパクトのある「赤 い きつね」となりました
。きつね⇒お稲荷さん ⇒赤い鳥居というイ
メージもネーミングに 一役買っています。
東洋水産のま
め知識 その 1
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
環
境
社
会
特
沖合からの放流の様子
カサゴの稚魚(2年魚)
◆MSCラベル付き商品ができるまで
認定
CoC認証
第三者認証機関
漁業認証
MSC認証を受けた水産商品
MSCラベルを貼付したサバ加工品
MSC 海洋管理協議会
漁業者 流通・加工業者
田子工場の所在地である静岡県賀茂郡西伊豆町田子周辺は、漁業が盛んな地 域です。豊かな海を守ることで地域に貢献することを目指し、地元の方々にもご協 力をいただき、1996年より稚魚の放流活動を行っています。
魚種は、放流場所からあまり離れることがなく、食用として人気が高いカサゴの稚魚 を放流しています。13回目の放流となる2011年は、15,000匹を放流しました。 2011年より、放流による効果を検証するため、稚魚の一部に放流したもので あることが分かる処置を施しました。効果の有無が確認できるようになるには年 単位の時間を必要としますが、ただ行動するだけではなく、より良い活動が行える よう努めていきます。
稚魚の放流活動
MSC認証は、海洋管理協議会(Marine Stewardship Council)が実施して いる、持続可能性を保持している漁業及びその漁獲物を使用した商品を認証する プログラムです。認証にはMSC漁業認証とCoC(Chain of Custody)認証の2 種類があります。前者は該当漁業の資源が枯渇していないか、漁法は適正か、漁 獲量のルールが決められているかなどを1∼3年かけて審査、認証が行われます。 後者は前者を受けた魚が水揚げ後に間違いなく加工・流通されているかを審査、 認証するものです。
これらの審査が行われ、適正であることを承認された商品に「MSCラベル」を 付けることができます。「海のエコラベル」ともいわれるMSCラベルにより、消費 者は環境に配慮した水産商品を選んで購入することができます。
当社は加工・流通業者に与えられるCoC認証を取得しています。当社では200 6年にアラスカ産のイクラで認証を取得、2010年にノルウェー産のサバ加工品を 追加取得、2011年にはアラスカ産のタラコ(明太子)がMSC商品として発売され ました。イクラ、タラコ商品はグループ会社である海南東洋水産有限公司(中国海 南省)、サバ加工品は協力工場である煙台海傑食品有限公司(中国山東省)で製 造しています。CoC認証では、第三者機関による定期監査(1年毎)、更新審査(3 年毎)が当社及びこれらの製造工場で実施されます。MSCを取得した漁業者の 漁獲物が間違いなく商品化されていることを確認するために原料魚の原産地証 明などの書類、輸出入記録の点検を行います。製造工場では、製造工程中で MSC以外の原料が混ざらないように管理されているか、マニュアルが順守されて いるかなどを実地調査します。これらの監査・審査により運用管理の維持、改善を 図っています。
MSC認証
環 境
生物多様性
当社は水産事業のみならず、加工食品事業など多くの事業で海の恵みを受け取っています。
未来にわたってその恵みを享受できるよう、取り組みを行っています。
C
S
R
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
環
境
社
会
特
シラスウナギ ウナギ(成魚) ウナギ(親魚) 卵(孵化直前) レプトセファルス
どうして
「緑」の
たぬき
なの?
今、ウナギの数が世界的に減ってきているのをご存じでしょうか?
ウナギ養殖は、自然から稚魚であるシラスウナギを捕らえ、それを養殖して食用としています。かつては、豊富に獲れてい たシラスウナギですが、乱獲、環境変化の影響から減ってきており、日本での養殖用シラスウナギは、1960年代の約200t を最高として、最近は20t程度 と10分の1まで激減しています。そして、台湾・中国では養殖用シラスウナギの輸出規制が 行われ、ヨーロッパではワシントン条約で保護されている状況です。
もし、シラスウナギ自体も養殖生産できれば、世界の天然資源の保護に大きく寄与します。
また、ウナギは食用魚として、日本では「蒲焼き」、英国では「ジェリードイール」、スペインでは「シラスウナギのオリーブ油 煮」など、その国独自の食文化を作っています。従ってウナギ増養殖研究は、生物保護以外に食文化を守る意味もあります。 このように貴重な水産資源であるウナギを、生態系を維持しながら安定的に確保するため、1995年に愛知県渥美半島 の伊良湖岬近くに、「いらご研究所」を設立しました。現在の主たる研究内容は、シラスウナギを人の手で安定して大量に生 産するための研究開発です。
ニホンウナギの生活史を紐解くと、まず、シラスウナギは黒潮に乗ってやってきて、河口から川に上ります。そこで3∼10 年かけて親ウナギになり、成熟し始めると川から海へ下っていきます。そして、はるかマリアナ海域まで数千kmを回遊し産 卵します。孵化すると「レプトセファルス」と呼ばれる仔魚(しぎょ)となり、3∼6ヶ月かけて同様に長い道のりを回遊中に成 長・変態しシラスウナギになるというサイクルを繰り返しています。
現在まで、当研究所ではマリアナ海域での生態調査研究、そして親ウナギの成熟・産卵機構、仔魚 の育成など一連の研究を進め、このサイクルを回すことに成功しています。しかしながら、まだ未解明 な部分が多く大量生産技術の開発にまでは至っていません。
ウナギがかつての数に戻る日の来るまで私たちの挑戦は続いています。
ウナギについて解説します
いらご研 究 所より
◆ウナギの成育過程
C
S
R
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
環
境
社
会
特
集
環境 生物多様性
いらご研究所 研究員
三河 直美
きつねが赤なのに
は意味がありました が、 ではたぬきと緑はどう
結びつくのでしょうか 。 うどんとそば、きつね
とたぬきが対になる のと同様に、赤と「
補色関係」で対にな る 緑が選ばれました。
補色にはお互いの色 を 引き立てあう効果が
あるので、お店で二 つ が並んでいるのを
見れば、お互いよく目 立っているのが分かる
と思います。
東洋水産のま
お客様との関わり
社 会
お客様の安全・安心への関心は年々高まっています。
すべてのお客様にご納得いただける品質を維持できるよう、常に改善に努めています。
安全で安心な商品をお届けするという基本を守るために、商品の企画開発から 製造・出荷、販売、お客様への対応までの各段階において厳しい品質保証体制を構 築しています。また、お客様からの声を積極的に取り入れ、応えていくことで、商品・ サービスの品質を継続的に向上し、お客様により満足いただける商品を提供して いきます。
安全・安心に対する考え方
当社では、グループ全体の品質保証体制を構築し、運用しています。各事業所 では、ISO9001の認証取得を進めており、品質保証の強化に取り組んできました。 2010年1月に群馬県館林市で稼動を開始した関東工場では、2011年6月に第 三者認証機関による審査を受け、ISO9001、14001認証取得を果たしました。 フクシマフーズ では 、グ ループ 初となる食 の 安 全を確 保する国 際 規 格 ISO22000認証(食品安全マネジメントシステム)を2009年12月に無菌化包装 米飯工場で取得し、運用を行っています。工場では、原材料の搬入から最終商品 の出荷までの全工程の食品安全危害を分析し、重要管理点をコントロールするこ とにより、安全・安心を確保しています。
今後もISO内部監査と第三者審査機関によるISO審査を通じて、品質保証体 制の維持・改善を継続的に実施し、安全で安心なおいしい商品の提供に努めてい きます。また水産加工食品の事業所では海外を含め米国FDA HACCPの認証取 得をしています。
品質保証体制
品質保証部を中心に、商品開発時及び製造時において品質を適正に管理しています。 商品開発時には、その商品の流通温度帯や特徴に合わせた分析検査・保存検 査等を行っています。日数が経過するにつれて、味・香り・外観等がどのように変 化していくか継続的な試食官能評価を行い、賞味期間中商品がおいしく安全に 食べられることを確認しています。
工場で製造された商品は、製造工場と品質保証部でダブルチェックを行ってい ます。製造工場においては、原材料の受入検査、工程管理・最終商品の試食官能 評価・理化学検査・微生物検査を行っています。品質保証部では、ロットごとの製 造日報確認や抜き取り商品の試食官能評価を行っています。また、定期的に工場の 点検や勉強会を行い、情報の共有化や品質管理レベルの維持・向上を図っています。
品質管理体制
◆ISO9001認証取得状況(国内)
事業所 認証取得年月
※1 本社・総合研究所は、東北支店、北関東支店、信越支店、静岡支店、 名古屋支店、大阪支店、中四国支店、名古屋冷蔵部を含む ※2 冷蔵本部 東京冷蔵部は、大井埠頭、城南島、平和島、 東扇島第一、東扇島第二、東扇島第三
※3 北海道事業部は、札幌工場、札幌支店、札幌冷蔵部 ※4 大阪冷蔵部は神戸冷蔵庫、舞洲冷蔵庫
※5 九州事業部は、福岡工場、福岡支店、福岡冷蔵庫、佐賀冷蔵庫 本社・総合研究所※1
冷蔵本部 東京冷蔵部※2 北海道事業部※3 関西事業部 神戸工場 大阪冷蔵部※4 九州事業部※5
関東工場 埼玉工場 相模工場 焼津工場 田子工場 石狩東洋(株) 八戸東洋(株) フクシマフーズ(株) (株)酒悦 房総工場
茨城工場 銚子東洋(株) 甲府東洋(株) ユタカフーズ(株) 本社工場 鳥取工場 伊万里東洋(株)
焼津工場
田子工場
銚子東洋(株)
ヤイズ新東(株)
魚肉ソーセージ かつお砕片パック、 かつおソフトパック 定塩鮭フィレー まぐろ切落し(チルド・ 冷凍)、まぐろたたき身、 漬けまぐろ、まぐろダイ スカット、かにむき身
2005年 8月 2004年 3月 2001年 12月 2002年 7月 2007年 3月 2002年 2月 2011年 8月 2004年 2月 2004年 3月 2000年 9月 2002年 6月 2001年 2月 2003年 4月 2002年 12月 2001年 9月 2003年 8月 2002年 7月 2003年 12月
2000年 7月
2002年 2月
1998年10月
2000年11月
2000年 7月
2005年 3月 ◆米国FDA HACCPの認証取得状況(国内)
事業所 対象品目 認証取得年月
C
S
R
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
環
境
社
会
特
商品情報画面の一部
カップ焼
そばのカ
ップの秘
密
お客様からの様々なお申し出には、「お客様相談係」にてお応えをしています。 日々いただくご意見・お問い合わせに対して的確かつ迅速に対応するため、社内 ネットワークを活用した「お客様相談システム」を整備しました。関連部署とも情報 を共有して、その後の商品開発や安全・安心への取り組みに活用しています。 お客様の関心が高いアレルギー物質については、表示が義務づけられた特定原 材料7品目だけではなく、表示が推奨されている18品目についても、原材料として 使用した場合は、商品パッケージの「原材料表示」に記載しています。また、原材料 の産地等さらに詳しい情報については、当社ホームページ上にて公開しています。
お客様とのコミュニケーション
焼津工場で使用している原材料に含まれるアレルギー物質*1には、そば、卵白 等の卵、乳があります。これらの資材は、他の資材との混在を防ぐため、倉庫や計 量する調味室で他の資材と分別し、表示して保管しています。また、そば粉は粉袋 からの粉漏れの可能性があるため、専用のパレットを使用し、定期洗浄を行い記 録しています。
調味室では資材の保管場所を表示し分別しています。アレルギー物質を計量す る専用室も設けており、計量の際は専用の着衣を着用して作業しています(卵と 乳の資材別着衣を用意)。使用頻度の少ない乳用のアレルゲン着衣は、ビニール袋 に入れて保管しています。また、計量器具も卵類・乳類で専用の物を使用しており、 保管時も識別管理を徹底しています。
使用途中のアレルギー物質は、開封口の密封や専用コンテナでの保管を行って おり、他のアレルギー物質とのコンタミネーション*2を防止しています。
万が一の品質重大事故の場合を想定し、品質に関する危機管理体制を構築、 整備し、「品質緊急事態対応手順書」を作成・運用しています。これに基づき、商品 事故を想定した緊急訓練を実施しています。昨年度実施した訓練においては、仮 定のシナリオに基づいて、トレーサビリティの確保及び社内外のコミュニケーショ ンに必要な文書の作成などの各手順を確認しました。また、2011年2月に実施し たISO外部審査での指摘を受け、上記手順書の改訂を行いました。当社では、安 全で安心な商品をお届けするという基本を守るために、商品開発から製造・出荷 までの各段階において品質保証体制を構築し、今後も適宜見直し、改善していき ます。
危機管理体制
安全安心のための取り組み事例1:アレルギー対策
*1アレルギー物質:
アレルギー物質とは、アレルギー症状を引き起こ す原因となる食品成分のことで、厚生労働省によ り25種類の食品が「特定原材料等」に指定されて います。特にアレルギー症状を起こしやすいとされ る食品のうち、発症数・重篤度から表示が義務化 された7品目(えび・かに・卵・乳・小麦・そば・落花 生)があります。この中でもそばと落花生は、アレ ルギー症状が重篤であり、留意が必要であるとさ れています。
*2コンタミネーション:
食品工場にて商品を製造する際に、製造ラインや 使用する機械・器具等から、アレルギー物質等が 意図せずに混入してしまうことを指します。
C
S
R
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
環
境
社
会
特
集
社会
お客様との関わり
カップ焼そばのカップ
の内側が、ラーメン などのカップと違って
ツルツルになってい るのをご存じでしたか
?焼そばは湯切りを した後ソースと麺をよ
く混ぜるため、箸の 滑りが良くなるように
、カップの内側をツ ルツルな面にしてい
るのです。
東洋水産のま
相模工場スープ履歴端末
麺の移送用パレットに貼付されたバーコード
刃物の工程チェック体制に取り組んで
Voice
生産工程では常に確認と記録作業が 伴いますが、作業内容によっては確実に 記録がされていない場合もありました。 この方法を取り入れたことにより、確実 な記録と習慣づけができました。これか らも、自信をもって安全な商品をお届け するために検査
体制を構築して いきます。
九州事業部福岡工場 製造課 松本 勝幸
相模工場の事例
1.副原料の計量間違い防止、計量履歴の記録
塩やかん水などの計量時に、投入する資材や量を間違えると作業が止まる機 能をもち、自動的に重量を記録する計量器を使用しています。
2.スープ使用履歴の記録
スープコンテナに貼り付けされたQRコードの情報を端末に取り込み、使用履 歴はパソコンに保存するシステムを運用しています。
3.麺の使用履歴の記録、誤使用防止
一食ずつに包装された麺を移送するためのパレットには、それぞれバーコード が貼付されています。このバーコードを加熱殺菌前とパック包装時に読み取り、 どの麺がいつ最終的な商品になったかを記録すると共に、麺の種別間違い・使 用期限間違いを防止する機能を持つシステムを構築中です。
関東物流センターでの事例
現在、関東物流センターにおいては、隣接する関東工場で生産した商品をそのま ま生産ラインからパレットに積まれた状態で倉庫に格納しています。その際に、商品 がパレットに積まれた時間のデータ蓄積を行い、パレット毎にナンバーをつけてシス テム管理を行っています。
保管・ピッキングについては、そのナンバーをキーに商品を管理していますので、 最終的にはどの配送車両にどのパレットナンバーの商品を積み込んだかがシステム にて把握可能となっています。
問題が発生した場合には、対象商品の全国の配送拠点への配送経路と現在の保 管状況、そして納品された可能性のある取引先の絞込みについて、このトレーサビリ ティシステムによって速やかに状況把握が可能となります。
安全安心のための取り組み事例3:トレーサビリティー
C
S
R
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
環
境
社
会
特
集
社会
お客様との関わり
福岡工場では生産工程で使用する加工機械の刃物類の監視方法として、担当 者が行う始業点検の他に、刃の状態をデジタルカメラで撮影することによる状況 記録を行っています。人間の目と記憶だけに頼ると確実性が保証されないので、 始業時及び終業時にも画像を記録することにより、使用状況の確認と刃物の形状 確認を確実に行い、また安全に使用されていたことの記録として活用しています。 現在、刃物を使用する工程として、焼そば製造ライン、生めん製造ライン、シュ ウマイ製造ラインのカッター刃、及び製めん用切り刃の記録を行っています。
安全安心のための取り組み事例2:ライン点検
1